東かがわ市は、香川県の最東部に位置し、志度や鳴門と隣接するエリアです。手袋や機械部品などの地場産業に加え、住宅地開発や道路改修といったインフラ整備が活発に進められています。
最近では、市道の舗装改修工事、学校や公民館の改修事業、水道管の敷設・更新工事など、建設関連の公共事業も増加傾向にあり、元請として参加したい地元業者からの問い合わせが増えています。
「大きな案件を受けたい」「元請けで仕事がしたい」
そんな事業者様は、ぜひ建設業許可の取得をご検討ください。
建設業許可が必要なケース
以下の金額を超える工事を請け負う場合は、建設業許可が必要です。
- 建築一式工事：1件の請負金額が1,500万円以上、または延床面積150㎡超の木造住宅工事
- その他の工事：1件の請負金額が500万円以上
許可がなくても軽微な工事は可能ですが、公共事業・大規模工事・元請案件を狙うなら、許可は不可欠です。
許可取得のメリット
建設業許可を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- 公共工事への入札参加（条件付き）が可能になる
- 500万円以上の工事も元請として堂々と請け負える
- 金融機関・取引先からの信用が向上する
- 元請け企業の下請けとして選ばれやすくなる
- 組合加入や建設業向け保険への加入がしやすくなる
特に東かがわ市では、「許可がない業者は入札に参加できない」だけでなく、「信用面から民間工事の発注先に選ばれにくい」といった声も聞かれます。
東かがわ市での申請窓口と区分
営業所が東かがわ市にある場合、申請は「香川県知事許可」が基本です。
- 提出先：長尾土木事務所総務課
- 営業所が複数都道府県にある場合 → 国土交通大臣許可
申請から許可までの期間は、おおよそ1ヶ月前後です。申請のタイミングや提出書類によって変動します。
建設業許可の主な取得要件
建設業許可を取得するためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 経営業務の管理責任者がいること（原則5年以上の経営経験）
- 専任技術者がいること（有資格者または10年の実務経験）
- 財産的基盤があること（500万円以上の資金力）
- 社会保険・雇用保険への加入
- 欠格事由がないこと（過去の違反歴や反社との関係がない）
建設業許可申請に関する報酬額表（税別）
一般建設業許可（新規）
| 許可区分 | 個人報酬額 |
|---|---|
| 知事許可 | 80,000円 |
| 大臣許可 | 130,000円 |
特定建設業許可（新規）
| 許可区分 | 個人報酬額 |
|---|---|
| 知事許可 | 110,000円 |
| 大臣許可 | 160,000円 |
建設業許可 更新申請
| 許可区分 | 個人報酬額 |
|---|---|
| 知事許可 | 30,000円 |
| 大臣許可 | 50,000円 |
決算変更届（事業年度終了報告）
| 区分 | 報酬額 |
|---|---|
| 決算変更届 | 30,000円 |
業種追加
| 区分 | 報酬額 |
|---|---|
| 業種追加 | 30,000円 |
経営状況分析申請（Y評点取得）
| 区分 | 報酬額 |
|---|---|
| 共通 | 30,000円〜 |
経営事項審査申請（P評点取得）
| 区分 | 報酬額 |
|---|---|
| 共通 | 50,000円〜 |
入札参加資格審査申請（指名願い）
| 区分 | 報酬額 |
|---|---|
| 共通 | 30,000円 |
東かがわ市で活用できる関連制度
東かがわ市では、小規模事業者向けに設備投資・販路開拓を支援する補助金制度や、県の「中小企業振興支援補助金」なども利用可能です。
許可取得後の事業拡大フェーズで補助金申請サポートも可能ですので、あわせてご相談ください。
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