はじめに:「結局、何から始めればいいの?」という悩みに応えます
補助金を活用したい。でも……
- 「手続きが複雑そう」
- 「何を用意したらいいか分からない」
- 「いつまでに何をやるべき?」
そう不安に思っている香川県内の小規模事業者の方も多いはず。
今回は、小規模企業持続化補助金(第18回)一般型・通常枠の申請に向けて、
やるべきことを時系列でわかりやすく解説します。
【2025年版】スケジュール概要(第18回公募)
項目 | 日程 |
---|---|
公募開始 | 2025年6月30日(月) |
申請受付開始 | 2025年10月3日(金) |
事業支援計画書(様式4)の発行締切 | 2025年11月18日(火) |
申請締切(電子申請) | 2025年11月28日(金)17:00 |
採択結果発表 | 2026年1月下旬(予定) |
事業実施期間 | 採択後〜概ね6ヶ月間 |
申請までの流れ:やることリスト7ステップ
✅ STEP1:申請資格の確認(今すぐ)
まずは自分の事業が対象になるか確認しましょう。
第2回ブログで紹介した「対象チェックリスト」を参考に:
- 小規模事業者であるか(従業員数)
- 香川県内に事業所があるか
- 過去の補助金の報告書提出は済んでいるか
- 事業内容が補助対象に該当するか(販路開拓など)
✅ STEP2:GビズIDの取得(すぐにやるべき)
申請には「GビズIDプライムアカウント」が必要です。
取得には【2週間〜1ヶ月】かかることもあるため、早めの申請が必須です。
👉 登録はこちら → https://gbiz-id.go.jp/top/
※申請者本人の印鑑証明書・本人確認書類などが必要です。
✅ STEP3:商工会・商工会議所に相談(遅くとも10月中)
補助金申請には、「様式4:事業支援計画書」の発行が必須です。
これは、事業所が属する商工会または商工会議所で発行されます。
- 高松市・丸亀市など → 商工会議所
- 三豊市・さぬき市・小豆島など → 商工会
早めに連絡し、「持続化補助金の申請を検討している」と伝えましょう。
✅ STEP4:経営計画書・補助事業計画書の作成(10月〜11月中旬)
補助金申請には、次の2つの書類が必要です。
- 経営計画書(様式2)
→ 現在の経営状況、課題、今後の方向性 - 補助事業計画書(様式3)
→ 補助金を使って何をするか、その効果と実施方法
🔸 作成には、補助対象経費との整合性・説得力が求められます
🔸 数値データや過去の取組なども記載できると採択率UP
✅ STEP5:見積書・カタログなどの準備(並行して)
補助対象経費が明確になるように、見積書の添付が必要です。
必要に応じて、カタログや仕様書なども準備しておきましょう。
- 印刷会社からのチラシ見積
- 制作会社からのHP制作見積
- 機械や什器の価格表・パンフレットなど
✅ STEP6:様式4(事業支援計画書)の発行依頼(11月上旬までに)
必要書類が揃ったら、商工会(議所)に「様式4」の発行を依頼します。
事前に面談・ヒアリングが必要な場合もあるため、余裕を持って動くことが大切です。
👉 発行締切:2025年11月18日(火)
✅ STEP7:電子申請の提出(締切は11月28日)
最終ステップは、「Jグランツ(電子申請システム)」からの申請です。
👉 Jグランツログイン:https://jgrants.go.jp/
GビズIDを使用し、作成した様式類と添付資料をアップロードして提出します。
よくある質問(FAQ)
Q. 郵送での申請はできますか?
→ できません。Jグランツでの電子申請のみです。
Q. 申請書類を全部1人で書くのは大変?
→ はい。特に「経営計画書」「補助事業計画書」は時間がかかります。
商工会の支援や行政書士など専門家のサポートを受けると安心です。
Q. 複数の補助事業を組み合わせてもいい?
→ 可能です。HP制作+チラシ印刷+展示会出展など、複合的な方が採択されやすい傾向があります。
【図解】申請までのスケジュール目安(香川県の例)
6月下旬 公募要領を読み込む
↓
7月 GビズIDの申請/商工会に相談予約
↓
8月〜9月 経営計画・補助事業計画の草案を作成
↓
10月 見積書・証拠資料を集める/様式4の発行依頼
↓
11月 申請書類最終チェック・電子申請
↓
12〜1月 採択結果発表を待つ
↓
採択後 事業実施(交付決定前の支出はNG!)
まとめ:書類は多くても「手順」を知れば怖くない
補助金の申請は確かに書類が多いですが、手順とスケジュールを把握すれば十分対応可能です。
特に香川県では、商工会・商工会議所が申請支援に力を入れており、早めに動けば十分間に合います。