香川県で古物商として営業を始めたいけど、
「実際にどうやって申請するの?」
「どこに行って、何をすればいいの?」
と不安に思っていませんか?
この記事では、香川県で古物商許可を申請するための具体的な流れと、警察署への提出方法を行政書士がわかりやすく解説します。
初めての方でも迷わず進められるよう、事前準備・提出・審査・許可証の受け取りまでの全体像を丁寧にご案内します。
古物商許可申請の流れはこうなっている!
まずは全体のステップを一覧で把握しておきましょう。
全体フロー(香川県版)
ステップ | 内容 |
---|---|
① 営業所の確保 | 自宅や店舗など、営業場所を確保(書類で証明) |
② 書類収集・作成 | 必要書類を集めて記入(個人/法人で異なる) |
③ 警察署に提出 | 営業所所在地を管轄する警察署・生活安全課に提出 |
④ 審査期間(40日〜60日) | 欠格要件の確認や営業所の適格性を審査 |
⑤ 許可証の交付 | 許可が下りたら営業開始可。標識を掲示する |
① 営業所を確保しよう【賃貸・自宅もOK】
まずは古物営業を行う「営業所」を用意します。
- 自宅でもOK(ワンルームマンション等は不可なケースあり)
- 店舗を借りる場合は賃貸契約書を用意
- 法人の場合は登記事項証明書で確認されます
🔸 ポイント:営業実態があるかどうかが重視されます。バーチャルオフィス不可。
② 書類を揃えて記入する【ミスが多い注意ポイントも】
前回までの記事でご紹介した必要書類を、ミスなく正確に記入・準備していきます。
特に注意すべきなのは:
- 略歴書の空欄(5年間、すべての期間を埋める)
- 身分証明書と住民票は本籍地記載・マイナンバーなし
- 法人の場合、役員全員分の書類を忘れずに!
③ 香川県の警察署に申請書を提出する
準備ができたら、営業所の所在地を管轄する警察署の生活安全課(または生活安全・刑事課)へ申請書類一式を提出します。
※詳細は香川県警公式サイトで最新情報をご確認ください。
持ち物一覧
- 書類一式(コピーではなく原本)
- 香川県収入証紙 19,000円分(※警察署では販売していないので事前に購入)
- 身分証明書(本人確認のため)
申請時の流れ(窓口)
- 生活安全課で受付をする
- 担当者がその場で書類を簡易チェック
- 問題なければ預かり、正式受付
- 受付票のような控えをもらうこともある
※不備があった場合は、差し戻されて再提出になることがあります。
④ 審査期間:40日〜60日ほど
香川県では、申請から許可が下りるまでにおおむね40日〜60日程度の期間がかかります。
この間に警察署では以下の審査が行われます:
- 申請者が欠格事由に該当していないかの調査
- 営業所の確認(必要に応じて現地確認)
- 役員や管理者の過去の経歴などのチェック
よくある審査中のトラブル
- 提出した住民票にマイナンバーが載っていて差し戻し
- 管理者の書類が未提出だった
- 営業所が営業に不適と判断された(例:玄関もない狭小スペースなど)
→不備があると、審査が止まり、許可が出るまでの期間が長引きます。
⑤ 許可証が交付されたら営業開始!
無事に審査をクリアすると、警察署から連絡があり、許可証を受け取ることができます。
この段階で晴れて「古物商」として営業が可能になります。
標識の掲示が義務
許可証を受け取ったら、営業所内の目立つ場所に標識(プレート)を掲示する必要があります。
標識には以下の情報が記載されます:
- 古物商許可番号(香川県公安委員会発行)
- 商号または氏名
- 営業所の所在地
市販されている「古物商標識プレート」でもOKですが、内容に誤りがないよう注意しましょう。
まとめ|古物商許可の申請は「準備8割・提出2割」
香川県で古物商許可を取得するためには、
- 事前に営業所の確認
- 書類の不備チェック
- 警察署ごとの提出ルールの把握
といった事前準備がなにより重要です。
初めての方にとっては不安や手間も多いため、
「正確な書類がそろっているか心配…」
「仕事が忙しくて手続きの時間がとれない…」
という方は、行政書士への依頼もひとつの選択肢です。