香川県で飲食店を開業する際には、保健所への「飲食店営業許可」申請が必須です。
第1回では「飲食店営業許可とは何か」を説明しましたが、
今回は実際に申請を行う際の具体的な流れと必要書類について、香川県内の実務に沿って解説します。
「いつ・どこに・何を提出すればいいのか?」
この記事を読めば、開業準備から許可取得までの全体像が明確になります。
1. 香川県での飲食店営業許可申請の流れ
飲食店営業許可を取得するまでの手続きは、以下のステップで進みます。
ステップ1:物件選定とレイアウト確認
まずは店舗となる物件を選びます。
ただし、厨房や給排水、手洗い場の位置によっては保健所の構造基準を満たさないことがあります。
そのため、契約前に必ず保健所に図面を持って相談しましょう。
香川県では、厨房の床や壁の素材、シンクの数、防虫・防鼠構造などが細かく決められています。
💡 ポイント
設備工事を始める前に図面を見せて相談することで、
「シンクが足りない」「手洗い場の位置が不適切」などの手戻りを防げます。
ステップ2:保健所への事前相談
物件が決まったら、営業予定地を管轄する保健所へ事前相談を行います。
香川県内では5つの保健所(高松市・小豆・中讃・西讃・東讃)があり、
店舗所在地ごとに担当が異なります。
相談時には以下の資料を持参するとスムーズです。
- 店舗の平面図(厨房・客席・トイレの配置がわかるもの)
- 厨房設備の配置図
- メニューや営業形態の概要(例:カフェ・定食屋・居酒屋など)
ステップ3:申請書類の準備と提出
保健所の指導内容を反映した上で、営業許可申請書類を作成します。
香川県では、営業開始予定日の10日前までの申請が目安とされています。
申請時に納付する手数料は、香川県・高松市ともに約16,000円前後です(地域によって若干異なります)。
ステップ4:施設の完成・現地検査
工事が完了したら、保健所の職員が実際に店舗を訪れて施設検査を行います。
検査では主に以下の項目がチェックされます。
| チェック項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 厨房区画 | 客席と区分されているか(衛生区画の確保) |
| シンク数 | 用途別に必要な数があるか(調理用・手洗い用・器具洗浄用など) |
| 換気設備 | 換気扇の設置と油煙対策が十分か |
| 照明・採光 | 明るさや照明の安全性 |
| 防虫・防鼠対策 | 網戸・排水溝などの防止構造があるか |
| 水質検査 | 井戸水を使用する場合は水質検査成績書の提出 |
不備がなければ、営業許可証の交付が行われます。
不備がある場合は、改善後に再検査となる場合もあります。
ステップ5:許可証の交付と営業開始
検査に合格すると、営業許可証が交付されます。
交付後は、店舗の見やすい場所に許可証を掲示しておきましょう。
営業開始後も、保健所による定期的な立入検査や衛生指導があります。
また、改装・メニュー変更・営業者変更などがあった場合は、変更届を提出する必要があります。
2. 香川県で必要となる主な書類一覧
申請時には、以下の書類を揃える必要があります。
(自治体により様式が若干異なります)
| 書類名 | 内容 | 提出者 |
|---|---|---|
| 営業許可申請書 | 飲食店の基本情報・所在地・営業者情報を記載 | すべての申請者 |
| 営業施設の平面図・配置図 | 厨房・客席・トイレなどの配置を明示 | すべての申請者 |
| 食品衛生責任者資格証明書 | 食品衛生責任者の講習修了証または調理師免許など | 営業者または従業員 |
| 水質検査成績書 | 井戸水や簡易水道を使用する場合 | 該当者のみ |
| 施設の賃貸契約書または登記事項証明書 | 営業地の使用権を証明 | すべての申請者 |
💡 ポイント
図面はスケール(縮尺)入りで作成し、厨房設備(シンク・冷蔵庫・調理台など)を明記します。
行政書士に依頼する場合、この図面作成も代行可能です。
🧾 3. 香川県の保健所提出先(再掲)
| 保健所名 | 郵便番号・住所 | 管轄区域 |
|---|---|---|
| 高松市保健所 | 〒760-0074 高松市桜町1丁目10番27号 | 高松市 |
| 小豆保健所 | 〒761-4121 小豆郡土庄町渕崎甲2079-5 | 小豆郡土庄町/小豆島町 |
| 西讃保健所 | 〒768-0067 観音寺市坂本町7丁目3番18号 | 観音寺市/三豊市 |
| 東讃保健所 | 〒769-2401 さぬき市津田町津田930番地2 | さぬき市/東かがわ市/三木町/直島町 |
| 中讃保健所 | 〒763-0082 丸亀市土器町八丁目526番地 | 丸亀市/坂出市/善通寺市/宇多津町/綾川町/琴平町/多度津町/まんのう町 |
4. 申請時のよくあるミス・注意点
香川県の飲食店営業許可申請でよく見られるミスを紹介します。
| ミス例 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| シンク数が足りない | 手洗い・器具洗いが兼用になっている | 用途ごとに分ける(最低2槽+手洗い) |
| 図面の縮尺が不明 | スケールがなく設備位置が不明瞭 | 1/50または1/100で正確に記載 |
| 手洗い設備が客席にない | 調理場だけ設置しているケース | トイレ・客席側にも設置が必要 |
| 水質検査を忘れる | 井戸水を使用しているのに提出漏れ | 事前に水質検査を依頼(保健所または指定検査機関) |
| 責任者講習が未受講 | 食品衛生責任者資格がないまま申請 | 香川県食品衛生協会で講習受講を手配 |
5. 行政書士に依頼するメリット
飲食店営業許可は、書類のほか設備や図面の内容も重要です。
行政書士に依頼すれば、次のようなメリットがあります。
- 申請書・図面の作成を代行
- 保健所への事前相談同行・指摘対応
- 他の手続き(酒類販売・深夜営業・風俗営業など)を同時進行で申請可能
- 開業スケジュールに合わせた最短ルートを提案
初めての開業で時間に余裕がない方、他の許可と並行して進めたい方には、専門家サポートが有効です。
6. まとめ|香川県で飲食店許可をスムーズに取るには
香川県で飲食店営業許可を取るには、
①早めの事前相談 → ②書類準備 → ③現地検査 → ④許可交付という流れを押さえることが重要です。
とくに、保健所への「事前相談」と「図面の精度」は合否を左右します。
開業スケジュールを逆算して、余裕をもって準備を進めましょう。
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